KENは、東京にいる時から「でかいテーブルとベンチ」を夢見ていた。
小学生のころのKENは、毎年長い夏休みを、田舎で民宿をしているおばさんの家で過ごしていたという。
その古い家の記憶があるのかないのか、よく、いつか住む家には囲炉裏が欲しいとか、正月は庭で餅つきをしたいとか言っていた。
一番しばしば出てきた話は「どでかいテーブル作ってさ、それにあわせてベンチを作ってさー。」という夢物語。
あの狭い狭いアパートで熱く語っていたって、その時にはまったく夢物語でしかなかったよねー、KEN。
■写真:我が家にやってきた、くすのきの一枚板。厚さなんと11センチ!
まだ、外側のみみ部分に皮がビッシリ、、、。
九州に移住するかどうかの時も、今の家と出会った時も、いつもいつも、私がなんと言おうとKENはすでに決めていた。
その自信がどこから来るのか私にはさっぱり分からないけど、後から考えると全てがピタッと、ジグソーパズルのようにピタッと、はまるところにはまるのよね~。
今の家は、作りがどにかくバカでかい。
普通の家にあるような食卓では、ちんまりしすぎて落ち着かないくらいだった。
でも、この家にはどうも、「ある大きい物」がやってくることになっていたらしい。
その話より前に、まずふじやんさんとの出会いがあった。
脱サラして一枚板の作家さんになったふじやんさんは、奥様と二人、我が家のごく近くで工房&ギャラリーを開いておられる。
私たちは、何度となくギャラリーを訪れ、一枚板に触れた時の気持ちよさと、彼が作り出す作品の素晴らしさを知った。
その後、HookTailのryoさんとの出会いがあり、そのryoさんのお父様が、小郡市内で昔から建材店を営まれているいわば木のプロだと知る。
だから、ryoさんの母さま&おば様である野の花シスターズが経営する「野の花」さんでは、大きな大きな一枚板のテーブルが使われていた。
ryoさんご自身も、木工を得意としていて、子供用キッチンの制作などを手がけておいでだ。
そして最後に、出稼ぎ検診業務でのまこちゃんとの出会いが待っていた。
我が家が薪ストーブを欲しいと思い始めたころ、「あら、うちに薪ストーブあるよ!」とご招待してくれた時の記事がこちら。
薪ストーブの煙突がどうなっているかを見に、邸宅の外に連れて行ってもらった時、ドーンと目に入ってきたのが、軒下で乾燥させていた「一枚板」の群れ!
その中の一枚が、今私たちの目の前にある。
そう、KENはこの一枚板を使って、念願の「どでかいテーブル」を作ろうとしているのだ!
木のお仕事に携わる方々とのありがたい出会いがなければ、ど素人であるKENのこの無謀な計画は、スタートラインにまでもたどり着かなかっただろうと私は思っている。
だから、KENに成り代わり、
みなさーん、ありがとうございます!
さてではその一枚板の紹介を、、、。

■一枚板 搬入完了!■
長さ3メートル20センチ、厚さ11センチ、幅は一番広いところで90センチ、狭いところでも50センチを越すから相当な重量があり、腰を悪くしている私では片側1センチたりとも持ち上がらない。

■表面はまだまだ汚れたままですが、、、■
一枚板は、年輪分の年月を乾燥に費やすとふじやんさんに教わったが、まこちゃんのご主人は建具屋さんの職人でやっぱり木のプロ、一枚板はそれぞれ十分に乾燥させていた。
つまり、私たちがそれを頂きにあがった時には、ちょうどいい具合に乾燥が進んだころだったらしい。

■ちょっとサンダーをかけると、こんなにきれいに。■
外で乾燥させていたため、表面はかなり汚れていた。
でも、構わず家に入れたのは、このどでかい家だから出来たこと。
それにしても食卓にするにはちょっと汚れてるなぁ、とKENに手持ちのサンダーで、ちょっとだけ表面を削ってもらった。
そしたら、ほーら、キレイになるじゃんっ!

■全体をさっとサンダーがけした後です。まだ鋸目は残ってます。■
でも、元の大木を立て切りにした時についた「鋸目」が見えなくなるほど削るためには、ベルトサンダーが必要だと教わった。
いつも使っている普通のサンダーでは、きれいに仕上げられないということだ。
「いやん、これ以上お金使えなーい。」と、財務大臣(わたし!)が反対したおかげで、進捗は春まで持ち越しかと思われた。
しかーし、一枚板が到着したその翌週、近くのナ○コでベルトサンダーのバーゲン品をゲット!
KENが思っていた(ふじやんさんに教えてもらった)品物とは、ちと違っていたかもしれないけど、我が家が手に入れられるギリギリのお値段だったから、この工具で足りないところは腕と頭と時間で補ってよね、KENっ、笑。

■丸太の脚4本が到着!ありがとー!■
当初テーブルの脚は、完成してから考えようということで(脚の予算が全くなかったってこと、涙)、発砲スチロールのブロック型を何個も使って脚代わりにしていた。
でも、それを見たまこちゃんのご主人が、「あれじゃいつ潰れるか分からんから。」といって、お友達が燃やしてしまおうとしていた丸太を切って「脚にしなさい。」と、まこちゃんに持たせてくださった。
あ゛~、ありがたい~、大泣。
それで、上の写真のように、もっともっと「らしく」なったわけだ。

■ベルトサンダーがけ 第一回目。これから、これから、笑。■
九州に来て、思ったよりも早く今の家を手に入れてしまった私たちには、本当に本当に余分なお金がない。
だから、知恵と時間をフルに使って、いい家にしていかなくてはならないのだ。
それには、たくさんの友人たちの知恵や力もお借りし助けていただかなくては、KENと私だけではどうにもならないと肝に銘じている。
どうぞ皆さん、力を貸してください。
よろしくお願いします!
そして、これから一年以上「作業中」であるだろうこの一枚板の行く末を、私たちと一緒に楽しみにしていてくださいね。
完成したら、薪ストーブでピザ焼きながら、KENとその夢に関わったみーんなでビールでも飲みたい!
それが私の今の「夢」です。

■両端が切り揃えられ、ベルトサンダーがけの2回目が終わった現在の様子■
さー、次は薪ストーブの算段だぁ。。。
貧乏なのに贅沢なものばっかり欲しがるのよね、私たち、わははは。
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