猫の幸せ不幸せ

| ニャンコの話 |

BUBUの子猫時代KENの入院中に(その話はまた今度、笑)見た、「猫の里親募集中」というmixiの記事がずっと気になっていた。

あるグループホームに居ついた猫が6匹の赤ちゃんを産み、近いうちに保健所で処分されるという。
そしてその記事を書いた友人から、数日前に電話があった。
「担当者が明日子猫たちを山に捨てに行くって言ってるので、これから急いで引き取りに行って来ます。お手伝いをお願いしたいのですが、、、。」
なにっ!山に、す、捨てるって!

■写真:千葉の銀行裏で保護したばかりのBUBU。
ノミも虫もいなかったし、きっと捨てられてすぐだったんだよね。
マミーのところに来て幸せ???


電話をしてきたその彼のことは、親しい友人とだけ書いておく。
そうでないと、「あら、猫の面倒みてくれるなら、そこに連れて行こうっと。」という不届きものが、玄関先にいらなくなった猫をおいていくことになるから。

彼はいままで何度も、誰かが捨てたり誰かが飼えなくなった猫たちを保護し、里親と引き合わせ、その猫たちの新しく生きる場所を見つけてやってきた。
今回もその彼を頼って、6匹の子猫たちの相談が持ち込まれた。

冷たい人なら「いや僕には関係ないことですし、たかが猫のことじゃないですか。」と言うだろう。
でも彼はそうは言わない。
そして彼は動いた。

 
数十分後、我が家からは猫用キャリアをひとつ持ち、彼はキャリア数個の他にウサギ用のケージを持って、車二台で現地へと出かけた。
「このウサギ用ケージが子猫の保護には結構役立つんですよ。」
経験がものを言うってやつね、笑。

親猫と子猫は、日差しがきつい南側の庭の片隅で楽しげにくつろいでいた。
彼がここに現れなければ、明日山に捨てられていたかもしれないのに。。。
親猫に餌を与え続けていた職員たちは、ホームのご老人が癒されるのでと、その親猫をかわいがってきたという。

その人たちに彼は、静かな声で、でもきっぱりと言った。
「猫を山に捨てると言えば、子猫を引き取りに来ざるを得ないじゃないですか!それに、子猫を捨てるのは犯罪ですよ!」

人間の身勝手さで、どれだけ多くの動物が死に向かっているだろうか。
思っただけでも悲しくなる。
そして、その命を少しでも助けたいと思う彼のような人間が、まだまだ日本の社会にはとても少ないという現実。

 
子猫と母猫を動物病院で診てもらい、やっと一息ついたところで彼の奥さんが、まだ怒りを静められないでいる私にそっと言った。
「野良猫を見つけたら、可愛そうだからって餌をあげるんじゃなくて、避妊手術をしてやろうと思って欲しい。今回のことがそのきっかけになってくれたら嬉しいです。」

なんと深い愛情をお持ちのご夫婦だろうと、その時私は感動で胸がいっぱいになった。
こんな人たちが日本にもっと増えたら、日本中から病気を撒き散らす野良猫はいなくなり、家の中でのびのびと暮らす幸せな猫ばかりになることだろう。

子猫6匹中2匹
■お薬入りのご飯を食べる子猫、6匹中2匹。みんな器量よしだね。■

 
こちらをご覧のみなさまへ。
猫は確かにかわいいです。
でも、可愛がる方法を間違ってはいけません。
餌をあげるのではなく、まず保護して避妊手術をしてあげましょう。
それが出来ないなら、可愛そうでも餌をあげないこと!
餌をあげることに重大な責任が伴うことを自覚して欲しい!
ぜひお願いします。

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