偶然と必然

| 田舎の話 |

まるちんアルゼンチンからバイク仲間の「まるちん」がやってきた。

まるちんとは、3年ほど前に、私が管理する日本語オンリーの掲示板に、遠くアルゼンチンからたどたどしい日本語で書き込みをしてからのお付き合い。
でも、お会いするのは今回が初めてだ。

 

以前来日したときからずっとお兄さんのように面倒を見てきた(笑)N氏から、まるちんが今年も来日するそうだと書き込みがあっのは去年の暮れ。
「お~い、引越しと年越しで忙しいぞー。」などと言いながら、でも「広島まで来るんなら、福岡まで足を伸ばしなさーい。」とけしかけたのは、もちろん私である、ふっふっふー。

そして新しい年を迎えたその日、彼は新幹線に乗ってやってきた。
思ったほどいかつい体ではないが、それでもKENより一回り大きい肩に、小さい顔がちょこんと乗っている。

改札口で「Mr.Martin?」と呼びかけた私に、申し訳なさそうに「ごめんなさい。待たせてしまった、、、」と言う。
広島を後回しにして豊橋から直接福岡入りしたので、思った以上に乗り換えに時間を取られたらしく、博多駅で待っていた私たちを気遣っての第一声だったのだ。

 

それが、「中身はとっても謙虚な日本人」である「変なアルゼンチン人」との最初の出会いだった。

 

■写真上:まるちんのお土産マテ茶のお返しに、抹茶を点てたが、さてお味はいかが?

■写真中:日本人のガールフレンドから「福岡のラーメンが絶対おいしい!」と聞いてきたとのことなので、年明け早々トンコツラーメン店へ。
ここのラーメン、彼とても気に入ったらしく「これ、ちょーウマイ!」とスープまで完食。
お店の暖簾は「○」。
「ボクのサインも○よー。まるちんだからー、わははは」

■写真下:日本の温泉にはあまり馴染みがないまるちんだもの、そりゃー「みのう山荘」でしょ!
妙に似ているKENとまるちん。
お揃いの帽子を被ると、ほんとソックリ。
そして3人分のお風呂セットは、KENではなくまるちんが持っている、笑。

福岡を去るその朝、「お二人は、ボクを高い所に導く人たちでした。会ってよかった。」と彼は言った。
いえいえまるちん、そうじゃないの。
あなたは私たちにいろんなことを思い出させるために来たのよ。
日本人の優しさ、謙虚さ、思いやり、言葉の美しさ。
現代人が忘れかけている「日本の良さ」を、あなたは遠いアルセンチンで身に着けつつあるのね。

「心のサムライになりたいです。」
彼はそう言いつつはにかんで下を向いた。

まるちんが我が家にやってきた日は、もっと西氏の命日だった。
その数日後、私たちにとって大きな出会いとなる、あるご夫婦からメールを頂いた。

 

昨年一年間、たくさんの素晴らしい人たちと出会ったことに感謝しつつ、「素敵な偶然が重なるね。」と言った私に、KENは、「必然だよ。」と言った。
なるほど、、、。

あ!まるちん!
最初に「Mr.」をつけただけで、あとはずっと呼び捨てしててごめんよー。
だってあなた、「まるちん」なんだもん、わははは。

アーカイブ

カテゴリー

BlogLinks